第九話 早すぎる旅立ち













恭也は恭吾の小太刀を持つ手に向かって鋼糸を向かわせる。これならば腕を引いても小太刀にはかかる。
月明かりに僅かに光る銀糸が、恭吾の腕へと向かっていく。
それが恭吾の手に絡まると思われた瞬間、彼は小太刀をわざと落とし、そのまま腕を引いた。

「なっ!」

何の躊躇もなく自らの武器を捨てた恭吾に、恭也は一瞬驚愕の表情を見せた。だがすぐにその無手の恭吾が向かってくる。そして『左』の小太刀を抜刀。

(阿呆が! 兄さんは左を使っていなかっただろうが!)

驚愕してしまった自分を恭也は罵る。
右を捨てても、左の小太刀が残っていた。
高速で向かってくる斬撃を受け止めるものの、力負けして恭也は後ろへと弾き飛ばされる。
その間に恭吾は鋼糸で地に落ちた小太刀を回収した。
そして今度こそ恭吾は二刀を構える。
御神の真価は二刀。
それはかつて恭也自身が言ったこと。
だが恭吾が二刀とも使ってくることはあまりない。あくまで隠す。それは恭也を相手にしても、技を教える時以外は同じ。
つまり恭吾にとっては、恭也を相手に真価を出す必要もないということ。
使ってくる技も基本の斬、徹、貫だけ。奥義など使ってこないし、神速を発動させた所も恭也は見たことがない。
それを悔しいとも恭也は思わなかった。
それだけの実力差があると恭也自身が知っているから。
だが、だが……。

(今日こそ、兄さんから一本取る!)

恭也はそう自身に言い聞かせながら、恭吾を横薙にしようとするが、下から振り上げられた一撃に弾かれた。その瞬間、開いた顔に向かって蹴りが飛んでくる。
それを恭也は何とか右手でガードし、その勢いを利用して恭吾から一気に離れる。
そして……。

(ここだ!)

恭也は目を見開き、集中する。
それは恭也が御神であるという証拠。
御神流の入り口にして、御神流が最速の剣と呼ばれる由縁。
それこそが、


御神流 奥義之歩法 神速


全ての色がなくなり、ゆっくりと流れる時間。
自分の世界と他の世界が切り離された。
その中で恭也はゼリーのようになった空気を掻き分けながら進む。
そして、今まで届かなかった剣を、兄であり師である恭吾へと向かわせた。

(いける!)

恭吾は反応していない。
今日こそ一本取れた。
そう思った瞬間、

「かはっ!」

唐突に世界に色が戻り、恭也は弾き飛ばされた。

「がっ!」

恭也は腹を押さえて、胃の中に残っていた夕食を吐き出す。
その目の前で、恭吾は恭也の腹に直撃させた左膝を伸ばしていた。




「なん……で」

胃の内容物を吐き出した恭也は、顔を上げて恭吾に問う。
恭吾は神速に入っていなかったはずだ。なのに見切られた。

「さすがに神速を使えるようになっていたことには驚いた」

そう言いながらも、まるで驚いた表情を見せずに淡々と言い、恭吾は少し息を吐く。
恭也はまだ神速が使えるようになったことを話していなかった。なのに恭吾は平然とそれを返した。
神速に対抗できるのは神速のみ。
恭也はそう思っていた。だから言わず、神速を使われる前に、恭吾に一撃入れようとしていたのだ。
恭吾は、なぜ、と問うて来る弟子に答える。

「だがお前が消えた時点で神速だとわかっていた。俺も神速が使えるんだ、そのぐらいわかる。
 初めて見せたからには、まだ体得してそれほどの時間は経っていないだろう。時間が経っていたなら使わずとも気づく。だからおそらくお前が神速を維持できる時間は一秒を確実に切る」

恭吾の言うとおり、恭也はまだ神速を体得したばかりで長い間維持できない。一秒を切ってしまうのも言うとおりだった。

「この一瞬ほどの時間では、あそこから発動した場合、回り込むことは神速でも不可能だ。故に直線で来るしかない。ならば対応は簡単だ」
「……そんな」

一直線で来るとわかっていたとしても、あんなに簡単に返されるなんて、と恭也は驚きの表情を張り付けて恭吾を見ていた。
それに恭吾は冷静に返す。

「神速を過信しすぎるな。自分にとっては周りが遅くなった分相手の行動を見切ることもできるが、相手にとってはただ早く動いているだけだ。どんなに早く動こうと、どこから攻撃してくるかがわかれば、ある程度対応できる。
まあこれは俺が神速を知っているからできたことでもあるし、半分近く勘と条件反射のようなものもあったがな」

神速を知らない者であれば、あそこで一本取られていたかもしれないが、恭吾は知っていたし、自身で使うこともできるのだ。
未来で培った経験と勘、条件反射の域で攻撃ができるようになるまで繰り返した反復練習。美由希と美沙斗との鍛錬で、神速を使わずに神速に対応する方法もある程度できているし、貫の技術を利用した見切りもある。無論、それでも完全に対応することは難しいが。
そして恭也が神速に慣れていないため、神速のもう一つの真価である見切りを使っていなかったことも対応できた理由の一つ。
それを聞いて、恭也は地面に拳を叩きつけた。

「くそ、今日こそ一本取れると思ったのに」
「十年早い」

そう言いながらも、そんなに必要ないかもしれないと恭吾は思っている。

「離れたと思わせた瞬間を狙ったんだろうが、まだ発動時間が短いお前の場合は、近距離から発動して一気に攻撃するか、同じく近距離から横か背後に回る方が正しい。まあそのときは俺も神速を使うが」
「ぬっ」

つまり恭也の作戦負けというか、神速を過信しすぎた結果。

「神速を使って、暫く動けないだろうからな、今日は終わりだ」
「う……」

恭也はその言葉で呻く。
神速を使ったせいで全身痛いわ頭痛はするわで、実際かなりきついのだ。

「それと恭也」
「なに?」
「しばらく神速は使うな」

それに答えず、恭也は視線を恭吾の膝に向けた。
なぜ止めるのか、恭也はよく知っているから。
そして神速を覚えたことで、前に恭吾が言っていたことを本当の意味で理解できたのだ。
無謀がすぎれば身体が壊れると。
あの無謀な鍛錬を続け、神速も使い続けていたなら、自分の身体のどこかは壊れていたと。
だから恭也は黙って頷いた。

「神速に慣れるためにまったく使うなとは言わない。使うにしても三日に一度にしておけ」

一回使ったなら、二日は休めということ。まあ鍛錬をするなということではないが。
少なくとも身体がもっとできあがるまでは。

「それと美由希には見せるなよ」
「わかった」

それから恭吾は黙ってしまった。
それに恭也が首を傾げていた。

「まあ、なんだ……」

なぜか恭吾は夜空を見上げながら言いづらそうにしている。

「その、良くやった……その年で神速を体得できたならたいしたものだ」

夜の暗がりの中でも、恭吾が多少頬を赤らめてるのに恭也は気づく。
だが、そんな恭吾の言葉を聞き、そして表情を見て、恭也は目を見開いた。まるで信じられないものでも見ているかのように。
そして……。

「兄さん……熱でもあるのか?」

色んな意味で恭也はそう聞く。

「……うるさい」

照れ隠しなのか、恭吾はまだ座っていた恭也に向かって飛針を投げつけたのであった。




恭也は身体に走る痛みと頭痛をこらえながらも、ゆっくりと家へと戻っていく。
恭吾はまだあの場所に残っている。恭也が神速を習得したので、今後の鍛錬の仕方を考えて帰るから、恭也は先に帰れと言ったのだ。
まだ神速の後遺症が残る恭也はそれを受け入れ、家に帰る途中である。
身体は痛いし、頭は痛い。おまけに吐き気もする。身体のコンディションは最悪だが、なぜか恭也の心は晴れ晴れとしていた。
恭吾から一本取れたわけでもないのに、なぜか嬉しかったのだ。

『良くやった』

その言葉が未だに恭也の耳に残っていた。
兄が自分を褒めたことなど初めてのことだ。
褒められたこと自体に、何か違和感を覚えるのだが、それも気にならない程度だ。
恭也の顔には自然と笑みが浮かんでいる。

「いつか、絶対に一本取ってやる」

そして、夜空に向かってそう誓った。




「ふう」

恭吾は木にもたれかかって息を吐いた。
さすがに恭也に嘔吐された所で考え事は嫌だったので場所は変えた。

「本当に、こんなに早く神速を体得するとはな」

恭也が貫を完全に制御し始めたのが四ヶ月ほど前。今ではそちらも実戦レベルと言っていいほどになっている。
そして今日神速を使った。あの様子だと体得したのは、おそらく一週間か二週間ほど前と言ったところだろう。
それに気づけなかった自分が情けないとも思うが、まあそれはいい。
やはり恭吾が来たことで恭也の成長が早まっている。

「少し早いが、そろそろ行くか」

前から考えていたこと。
恭吾がかつて体験したことを恭也にさせるには、絶対に不可欠な出来事。
恭也が大切な人たちと出会うために欠かせないこと。
それにこの頃恭也の動きが恭吾相手に特化され始めている。なるべく恭吾も色々と戦い方を変えて、そうしないようにはしているが、結局身体と癖が同じである以上限界がある。
本当は同じ時にやろうと思っていたのだが、それを早めてもいいだろう。
すでに自分がいることで何から何まで変わってしまっている。前に拘る必要はあるまい。まあ、まずは恭也に伝えようと決めてから、恭吾は家へと帰るために歩き出した。




そして次の日。

「とりあえず恭也、一年留年しろ」

恭也への一言目のセリフがそれだった。

「なぜ!?」

恭也はしばらく呆然としていたものの、我に返ってすぐに聞き返す。

「でなければ出会えない人がそれなりにいる」
「兄さん、たまにあなたが何を言ってるのかわからなくなる」

兄の訳のわからない言葉に、恭也は思わず頭を抱えてしまう。
たまに恭吾はこういうふうに歪曲した形で未来のことを口走り、恭也を困惑させることがあるのだ。
まあ、それも半ばわざとなのだが。

「あまり深く考えるな。ただ旅に出るだけだ」
「旅?」
「ああ、お前も神速を体得したしな。そろそろ俺以外の者と戦わせたい」
「全国の道場などを回るのか?」
「そうだ。士郎さんとよくやっていただろう?」
「それはそうだが」

過去の士郎との諸国放浪を思い出しながらも、恭也は腕を組む。恭吾も同じくそれを思い出していた。
そして何を思い出したのか、二人は同時に顔を顰めた後、深々とため息を吐いた。
恭吾はなぜか首を振った後、再び旅の話に戻る。

「とりあえず俺も三学期の終業式に休学届けを出す。お前もかーさんに学校の方へ適当に連絡を入れてもらえばいい。
それで一年間、武者修行の旅に出る」
「むう、確かに魅力的だが」

何というか、端から聞けばとんでもない会話にしか聞こえないだろう。もう突っ込み所満載の会話である。
さらにその会話をしているのが、小学生と高校生だというのも凄い所だ。というか魅力的なのか?

「しかしなのはの面倒や美由希の指導はどうするんだ、兄さん?」
「なのははかーさんたちには悪いが、二人とあとお前たちの祖母に任せるしかないな」

一応、恭吾の祖母でもあるのだが。その桃子の母はこの海鳴に住んでいる。今までもなのはの面倒を見るのに協力してくれていた。
恭吾が過去に武者修行に出た時も、その人のおかげで旅立てたというのもあった。もっともそれを聞いたのは、恭吾が武者修行から帰ってきてからの話だが。

「美由希には鍛錬メニューを書いたノートを渡していく。それとたまに電話と手紙で指示を出す」

これもやはり前と同じ手法だ。

「ちゃんと考えてあるのか」
「でなければこんなことは言わない」

嘘である。
恭吾が体験した時は、もっと行き当たりばったりであった。今までの言葉は過去の経験から来たものに過ぎない。

「……わかった、旅に出よう」
「まあ、行かないと言っても問答無用で連れて行ったがな」
「それは聞く意味があるのか?」
「さてな」

恭也が行かないなどと言うわけがない。そんなこと恭吾が一番わかっている。なので、ただ言質を得るためだけにすぎない。

「かーさんには俺から今晩の内に話しておく」
「わかった」

それから二人は今日の鍛錬を開始するのだった。




「本気で言ってるの?」

桃子に旅に出ることを話し、恭也の学校への連絡などを頼むと、彼女はすぐにそう返してきた。
それを聞いて、恭吾は内心で苦笑する。前の時とまったく同じ反応だったのだ。

「ああ、頼む」
「でも、恭也はまだ小学生よ?」

そう、まだ恭也は小学生だ。はっきり言ってしまうと、恭吾が旅に出た時よりも多少幼い。それに恭吾とてこの世界ではただの学生にすぎない。つまりまだ二人は未成年なのだ。
それは恭吾もわかっている。

「今恭也は御神の剣士として大切な時期なんだ。だから今ではないとダメなんだ」
「剣のことは、私はよくわからないけど……」

それでも、桃子ならばそれがどれだけ恭也にとって……恭也と恭吾にとって大切なものなのかは伝わっているはずだ。
それに何より、結局の所いつかは行かないといけない。恭也に自分と同じ経験をさせるには。そして何より未来で大切な人たちと出会うためには。
この旅は絶対に必要なものなのだ。
そんなことを考えている恭吾の真剣な表情を見つめて、桃子はため息を吐いた。

「まあ、旅自体は恭吾が一緒なら心配はないだろうけど」

武者修行なので危険がないとは言えないのだが、そのことは告げないでおく。
金銭面もとりあえず今回は年齢を偽らずに、恭吾が働くことができるのでそれほど心配はないはずだ。

「二つだけ約束して」
「……何?」

過去にはなかった言葉が桃子の口から出てきて……正確には、過去では約束は一つだけであったのに、今回は二つになっていて恭吾は少し戸惑ったものの、それを表には出さずに聞き返す。

「一つは一週間に一度は家に連絡を入れること」
「それは間違いなくする。美由希に鍛錬の指示を出さなければならないしな」

これは前と一緒の約束事。色々あって何度か破ることもあったが、定期的に連絡は入れていた。
だから今回も約束する。
だが過去にはなかったもう一つの約束は何なのか。

「二つ目は……絶対に無事に帰って来ること」

どこか心配そうな目で桃子が恭吾を見つめる。
それを見て、恭吾は自分があることを失念していたことに気付いた。
恭吾が武者修行に出た時と違って、今はまだ……士郎が亡くなってそれほどの時が流れた訳ではない。それなのに一年も息子たちがいなくなってしまうのだ。
桃子とて寂しさもあるだろうし、それ以上に心配があるだろう。また失ってしまうのではないかという恐れもあるかもしれないのだ。
そして恭吾は気付いていないが、桃子はかなり恭吾に支えられていた。
まだ大人……精神はともかく……ではないが、子供でもない。そしてどこか士郎に似た彼に、立場的にも、精神的にも支えられていた。
なので、恭吾がいなくなることに多少の不安を感じているのだ。

「……誓おう」

桃子自身の考えはわからないものの、恭吾はそれを受け止め、深く頷いて返す。
すると桃子は真剣な表情を崩し、笑顔になった。

「ならいいわ。恭吾と恭也の好きなようにやりなさい」
「すまない」
「息子の初めての頼みだもの」
「ありがとう」

恭也が笑って感謝すると、桃子のやはり笑ったまま頷いた。




そして、旅に出ることが決まってしばらくの時が経ち、恭吾と恭也の旅立ちの日となった。
それは終業式が終わってすぐのことだった。
桃子と美由希、そして桃子の腕の中にいるなのはも二人の見送りに出ていた。

「美由希、ちゃんと電話などで指示は出す」
「うん、恭ちゃんも恭兄さんも、頑張ってね」
「美由希も鍛錬をサボるなよ」
「サボらないよ」

恭也の一言に、美由希は口を尖らせる。さらに二人は何か会話をしているが、恭吾は桃子の腕の中にいるなのはの頭を撫でていた。

「なのは、いい子にしてるんだぞ。帰って来たらどこか連れていってやるから」

まだ幼いなのはにも、しばらく恭吾たちに会えないというのがわかるのか、泣きそうな顔で恭吾へと両手を伸ばす。
それに恭吾は苦笑し、しばらく抱いてやることはできないしと、桃子からなのはを受け取った。

「なのは、すまない、だがちゃんと帰ってくるから」
「やー!」
「なのは……」

やはり過去に戻っても恭吾はなのはには甘い。こう言われるとどうしていいのか迷ってしまう。
そんな恭吾を助けるためなのか、苦笑して桃子はもう一度恭吾の腕からなのはを受け取って抱き上げる。

「ほら、なのは、帰ってきたら恭吾おにーちゃんにも、恭也おにーちゃんにも一杯甘えればいいんだから。その時はおにーちゃんたちに甘えるのはなのはが一番にさせてあげるからねぇ」
「高町母よ、もしかしてあなたも甘えるつもりか?」
「あたりまえじゃない」

恭吾は一年後を思って頭を抱えたくなった。きっとこの人は忘れないだろう。
ちなみに今の会話を恭也も聞いていたのか、同じく頭を顰めていた。だがその恭也もなのはを抱かせてもらい、ぎこちなく笑った。

「なのは、すまない」
「うー」

恭也もやはりなのはに甘く、優しくその頭を撫でる。
それからもう少しだけしばらく別れを惜しむように話をし、とうとう二人は出発するために歩き出した。
そして、そんな二人に桃子たちは手を振った。

「ちゃんと約束守って帰ってくるのよ!」
「頑張ってねぇ!」

桃子と美由希の言葉に二人は頷き、さらに桃子の腕の中から小さい身体で一生懸命に手を振っているなのはに向かって、笑って手を振り替えした。
そしてそれが最後。

「行くぞ、恭也」
「ああ、兄さん」

それからもう振り返ることなく二人は歩き出した。




過去とは……恭吾が経験した世界とは違う旅が始まる。
旅立ちの時が違うというのもそうだが、何よりの変化、それは二人旅だということ。
だがきっと、それは悪いことではない変化。

こうして恭吾と恭也の……二人の恭也の武者修行が始まった。








あとがき

というわけで修行編は恭也が神速を体得したことで終了。第一部終了という感じです。
エリス「次回からは武者修行編?」
違う。
エリス「なんで?」
だってさ、とらハからは恭也と恭吾しか出てこないんだよ?
エリス「それは当然だけど」
たぶんオリジナルのキャラがいっぱい出てくる上、さらにクロスしまくるぞ。
エリス「クロスするの?」
まあ、恭吾VS小夜音だけは確実にやるつもりだったけど。
エリス「アリスマチックの?」
うん。本当は普通の短編でやるつもりだったから、少しだけ書いてあるんだよね。それを恭也から恭吾に変えれば。ホントに書いてあるのは少しだけど。
この話はいいや。とにかく次回から一年後……第二部武者修行編をすっ飛ばそうと思います。
エリス「うわ」
まあ、そのうち武者修行時代編としてでも書くかもしれないけど、今はやめときます。育成計画ではそれほど戦闘やりたくないし。
エリス「戦闘やりたくないって、武者修行の意味がほとんどないような」
 だから飛ばす。戦闘はたまーに無性に書きたくなることもあるけど、それ以外の時に書くとあんまりうまくいかないし、ここ最近はお腹一杯気味。武者修行編でも別に戦闘だけってことはないけど。
エリス「そんな感じなようです、すみません」
申し訳ないです。とりあえず次回からは一年後で、恭也への指導のシーンもそれほどなくなると思います。
エリス「ではまた次回で」
ではでは。








修行編はこれにて一先ずの区切りを。
美姫 「次回は一年後なのね」
一年という歳月が経過した事により、どうなるのか。
美姫 「もしかしなくても、恭吾も一年遅れるのよね」
だよな。
美姫 「となると、新しい出会いもあるかも」
一体、どうなるのか。
美姫 「次回も楽しみにしてますね」
次回も待っています。



▲頂きものの部屋へ

▲SSのトップへ



▲Home          ▲戻る